公開 2025年4月30日/更新 2025年4月30日/12 分で確認
子どもが飛び跳ねても、ペットがくつろいでも、そして昨晩うっかり食べてしまった深夜のラーメンにも負けない、そんな頼れるソファをずっと探してるんです。大手の家具ブランドをネットで何時間も見比べたり、地元の家具屋さんをあちこち回ったり、インテリアに詳しい友人たちにおすすめを聞いてみたりもしました。
何度も「これにしよう」と思ったけれど、毎回なぜか、最後の一歩が踏み出せないまま終わってしまう…。きっと、どの家具ブランドもこう思ってるんじゃないでしょうか。「どうしてうちのソファじゃなかったの?」と。
このモヤモヤは、ECブランドにとってもおなじみですよね。お客さんが商品をじっくり見て、ブランドのことも調べて、カートに商品を入れたのに、結局購入せずに離脱してしまう。ブランド側は思います。「なぜダメだったんだろう?」「私たちの商品はどうしてお客様のニーズを満たせなかったのか?」
でも、こうしたすべての体験には、学びのチャンスがあります。ユーザーとつながり、もっと深く関係を築くための機会でもあるのです。
私たちBrazeは、e.l.f. Beauty、HUGO BOSS、Gymshark、Gap、Overstock.comといったブランドとともに、こうした数々のタッチポイントをうまく活用し、より深いエンゲージメントを実現するサポートをしています。ブランドが単なる「買い物相手」を超えた関係を築けるように—— その鍵となるのが、「今、この瞬間」のユーザーを深く理解し、そのニーズにピッタリと合った体験をリアルタイムで提供することなのです。そして、Brazeなら、そうした体験をもっと簡単に、スピーディーに実現できます。
今回、マーケターの皆さんがよくあるユースケースをすぐに立ち上げられるよう、新たな機能をリリースしました。これにより、コアキャンペーンの基盤をしっかり整えつつ、もっと創造的な体験づくりに時間を割けるようになります。たとえば、家具を探している私のような人向けにインテリア診断を提供してみたり、小さな子どもがいる家庭向けに、特別なファブリックケアを提案する洗剤ブランドとのコラボを仕掛けてみたり。
ユーザーの「なぜ買わなかったのか」を「次こそ選ばれる理由」に変えていく——その旅を、Brazeと一緒に始めてみませんか?
Brazeは今回、次の3つの新機能を発表しました:
これらの新機能が、どれほど簡単に顧客体験をより良くできるのか。その一例として、「カゴ落ち」のシナリオで見てみましょう。Brazeなら、こんな体験が可能になります。
まず、何よりも大切なことは「ユーザーの変化し続ける好みや行動を知ること」です。Brazeのデータプラットフォームなら、さまざまなデータソースから得られるショッパーインサイトをリアルタイムで統合・活用することができます。
そして今回、2025年Q1からはShopifyとの連携がさらに強化され、コマースインサイトの取り込みがこれまで以上に簡単になりました。数クリックでShopifyストアをBrazeに接続ができ、匿名ユーザーやログイン済みユーザーのトラッキングなどを含む標準設定か、あるいは“ヘッドレス”構成向けのカスタム設定のどちらかを選べます。
また、Brazeデータプラットフォームの強化により、Shopifyユーザーは2025年Q1から(Shopify以外のユーザーはQ2から)、新しいeコマースイベントやユーザー属性もBraze上でネイティブにトラッキング可能になります。
たとえば:
といったアクションに対して、リアルタイムで自動的に対応する準備が整います。
初期設定の一環として、Shopify商品からの過去のデータをBrazeカタログに同期することも可能です。これにより、過去の購買行動に基づいたパーソナライズキャンペーンの作成もスムーズに行えます。Shopifyから得られる過去の購買データとリアルタイムのインサイトを、他のチャネルでのデータと組み合わせることで、ユーザー一人ひとりの好みや行動の変化を多角的に把握できるようになります。
たとえば、あるユーザーが「ウェブで商品を閲覧し、アプリでお気に入り登録し、SMSのプロモリンクをクリックした」…という流れがあったとしましょう。Brazeを使うことで、顧客一人ひとりのユニークな行動にも対応し、各タッチポイントで最適なタイミングに最適な体験を届けることができます。
購入した商品に関する広告を何度も見せられるような、ざんねんな体験は避けたいですよね。Brazeなら、購入が完了した時点で即座にプロファイルが更新され、その情報はすぐにオーディエンス連携(Braze Audience Sync)や、ロイヤルティプログラムの対象判定などに反映されます。
さらに2025年Q1からは、Shopifyの商品メタフィールドにも対応。これにより、商品説明をよりリッチにカスタマイズできるようになり、たとえば「カゴ落ち」について、その魅力を再度伝える施策なども簡単に実施できます。
初期設定が完了したら、いよいよキャンペーン構築のステップです。2025年Q1より提供を開始するeコマース向けのCanvasテンプレートを使えば、各種カスタマージャーニーを迅速に立ち上げることが可能になります。
たとえば、今回ご紹介する「カゴ落ち」以外のジャーニーにも、商品閲覧後の離脱、注文確認、購入後アンケートなど、多様なユースケースに対応したテンプレートを順次ご用意しています。さらに、2025年Q3には、ブランドガイドラインに準拠したeコマース向けのメールテンプレートも提供予定です。視覚的にも訴求力のあるメールを、短時間でデザイン・配信が可能になるため、コンバージョン率の向上や収益拡大も期待されます。
加えて、2025年Q2には、ドラッグ&ドロップで直感的に編集可能なランディングページテンプレートも導入予定です。商品やサービスの訴求をはじめ、メールマガジンやSMSリストの登録促進など、さまざまな目的に柔軟に活用いただけます。
こうしたテンプレートの活用により、キャンペーンの基盤をより確かなものとし、その先のステップでは、ユーザー一人ひとりに寄り添った特別な体験の提供に注力いただけます。
たとえば、Brazeが提供するキャンバスやBraze AI™を用いることで、蓄積された購買データや行動インサイトをもとに、ブランド独自の洗練されたカスタマージャーニーを構築・最適化することが可能です。中には、インタラクティブなアプリ内体験を通じて、地域のコミュニティとの関わり方を紹介するようなストーリー仕立ての施策を展開しているブランドもあります。
基本的なセットアップが整ったら、カゴ落ちやそのほかのカスタマージャーニーの各場面にあわせた、よりパーソナライズされた体験づくりのステップに進みましょう。
たとえば、2025年Q3にリリース予定の「Dynamic Product Blocks」を使えば、メール作成画面からコードなしで、ユーザーに最適化された商品レコメンデーションを簡単に挿入・調整できます。これにより、リアルタイムストリームプロセッサをさらに活用し、メール内に関連性の高い商品を動的に挿入できます。ユーザーがカートに残した商品をすばやく表示したり、他の関連アイテムを提案したりすることも可能です。
メールだけでなく、モバイルメッセージチャネルとの組み合わせで体験をさらに広げることも可能です。たとえば、WhatsAppや、WhatsApp Commerce (2025年Q2予定)を活用すれば、メッセージアプリを通じてブランドとつながりたいというグローバルな顧客層にもアプローチできます。Meta Catalogを連携することで、動的な商品情報を含んだメッセージの送信が可能になるだけでなく、動画などのリッチメディア(2025Q2 予定)を使って、購買体験全体をより印象的でリッチなものに仕立てることもできます。さらに、WhatsApp Lists(2025年Q1予定)を活用すれば、顧客の好みや関心を把握しやすくなり、クリックトラッキング(2025年Q2予定)によって、それらのデータを使ったリターゲティング施策も、より効果的に実施できるようになります。
カゴ落ちは、必ずしも売上の損失を意味するわけではありません。むしろ、それは顧客体験全体をより良くしていくための新たなチャンスかもしれません。
今回ご紹介したShopify連携やeコマース機能の強化、そしてクロスチャネル対応の進化によって、Brazeでは、日々の業務に欠かせないキャンペーンを、よりスムーズに、スピーディに立ち上げることができるようになりました。その結果、オペレーションにかける時間を減らし、本当に注力したい、「ユーザーとの信頼関係を育てる体験づくり」に、もっと多くの時間を使えるようになります。
購買という行動は、ブランドと顧客との間にある数多くのタッチポイントのひとつにすぎません。その前には、ブランドの比較や口コミのチェック、情報収集など、さまざまな動きがあります。そして購入後にも、ロイヤルティや継続的な関係性を築くための重要な接点が続いていきます。こうした一つひとつの瞬間を逃さず、ユーザーとブランドのつながりを深めていくこと。それこそが、持続的な成長への鍵となるのです。
失われたはずの売上を、新たな成長へとつなげていきませんか?
今回ご紹介した新機能について詳しく知りたい方は、ぜひBrazeのカスタマーサクセスマネージャー、または営業担当までお気軽にご連絡ください。
将来の見通しに関する記述
このブログ記事には、1995年私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の「セーフハーバー」条項の意味における「将来予想に関する記述」が含まれており、Brazeおよびその製品・機能の性能および期待される利益に関する記述が含まれますが、これに限定されるものではありません。これらの将来見通しに関する記述は、Brazeの現時点での仮定、期待、確信に基づくものであり、実際の結果、業績、成果は、将来見通しに関する記述によって明示的または黙示的に示される将来の結果、業績、成果とは大きく異なる可能性のある重大なリスク、不確実性、状況の変化の影響を受けます。Brazeの業績に影響を与えうる潜在的要因の詳細については、2024年12月10日に米国証券取引委員会に提出された2024年10月31日に終了する会計年度のBraze Quarterly Report on Form 10-Q、およびBrazeが米国証券取引委員会に提出したその他の公開書類に記載されています。このブログ記事に含まれる将来の見通しに関する記述は、このブログ記事の日付時点におけるBrazeの見解に過ぎず、Brazeは、法律で義務付けられている場合を除き、これらの将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わず、更新する意向もありません。
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