公開 2025年1月10日/更新 2025年1月10日/11 分で確認
近年、LINEを自社マーケティングに活用している企業が増えてきていますが、今から活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。自社マーケティングでLINEを活用するには、まずLINE公式アカウントの取得からはじまります。
この記事では、LINE公式アカウントの作り方や活用のメリット、注意点、マーケター向けの運用支援ツールなどをご紹介します。
LINE公式アカウントとは、企業や店舗が顧客と幅広い形でやり取りできる、LINEのビジネス向けサービスです。以下のような多様な機能が含まれています。
LINE公式アカウントは個人・法人のどちらでも作成ができます。無料のプランもあり、手軽に運用をスタートさせやすいのが特徴です。
LINE公式アカウントは、LINEの審査に通過しているかどうかで、認証済アカウントと未認証アカウントの2種類に分けられます。その違いは以下の通りです。
名称
特徴
認証済アカウント
未認証アカウント
認証済アカウントは個人名での作成はできない、5~10営業日ほどの審査期間も必要とされるなど、一定の厳格さがある内容です。ただし、審査に落ちた場合も未認証アカウントとして利用を継続でき、再審査の申し込みにも対応しています。
LINE公式アカウントには、無料から有料まで3種類の料金プランが用意されています。
コミュニケーションプラン
ライトプラン
スタンダードプラン
月額料金(固定費)
0円
5,000円
1万5,000円
月間無料メッセージ通数
200通
5,000通
3万通
追加メッセージ送信
非対応
非対応
対応(1通当たり最大3円)
出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」を参考に作成。料金は税別。
料金プランごとの違いや、それぞれどのような企業に向いているのかは、以下の記事で解説しています。
>>LINE公式アカウントの料金プランについて解説!それぞれの特徴やオプション機能について
LINE公式アカウントの作り方は、Web版とスマートフォン版(アプリ版)で若干異なります。まずはWeb版でLINE公式アカウントを作成する手順を見ていきましょう。
最初に、LINE公式アカウントを取得するための公式ページを開きます。以下のリンクに進み「LINE公式アカウントをはじめる」のボタンをクリックしてください。
>>LINE公式アカウント|LINEヤフー for Business
ボタンをクリックすると、LINEビジネスIDの作成を求められます。LINEビジネスIDは、(個人で利用している)LINEアカウントかメールアドレスを用いて作成ができます。
LINEアカウントでの登録を選択した場合、上記の通り、個人用のLINEアカウントへのログインを要求されます。必要事項を入力する、あるいはQRコードを活用してログインしましょう。
メールアドレスでの登録を選択した場合、上記の画面に自身のメールアドレスを入力して、登録用のリンクを受け取ります。
届いたリンクをクリックすると、名前とパスワードの設定を求められます。名前はほかのユーザーにも表示されるため注意をしましょう。
LINEビジネスIDの作成後は、LINE公式アカウントのアカウント情報を登録します。アカウント名、メールアドレス、所在国・地域、業種などの項目を画面の表記に従って順に入力しましょう。
入力が完了すれば、LINE公式アカウントの作成も完了です。
認証済アカウントの審査を希望する場合は、作成完了画面から「アカウント認証をリクエストする」のボタンを選びます。表示に従い、店舗の正式名称や公式サイトのURLなどを正確に記入していきましょう。
誤ってページを閉じてしまった時は、LINE Official Account Manager(LINE公式アカウントの管理画面)の「設定」→「アカウント設定」→「アカウント認証をリクエスト」からあらためて申請できます。
スマートフォンからLINE公式アカウントを作る場合も、大まかな流れはWeb版と共通です。ただし、Web版(パソコン版)からのアカウント作成が推奨されているため、特別な理由がない場合はパソコンからの作成をおすすめします。
スマートフォン版では、最初にアプリストアからLINE公式アカウントのアプリをインストールしましょう。iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playからアクセスします。
インストール後、アプリを開き、LINEビジネスIDを作成します。Web版と同様、既存の個人用LINEアカウントかメールアドレスを利用します。
個人用のLINEアカウントを活用する際には、「LINEアカウントで登録」を選択します。必要に応じてIDやパスワードを入力し、LINEへのログインを完了させましょう。
「メールアドレスで登録」を選ぶと、Web版と同様にアドレスの入力を求められます。入力後、届いたメールからリンク先に進み、名前とパスワードを設定しましょう。
ビジネスIDの登録後は、選択した方法でログインに進みます。
LINEアカウントを利用した場合は、「LINEアプリで登録・ログイン」を選択します。画面にLINEビジネスIDの利用規約が表示されるため、問題がなければ同意し、「許可する」のボタンを選択しましょう。
3.3.2. メールアドレスでログイン
メールアドレスを利用した場合は、先ほど作成したLINEビジネスIDかプライベートのLINEアカウントでログインします。
LINEビジネスIDであれば、ボタンをタップするだけでそのままログインできます。LINEアカウントを活用したい方は、あらためて利用規約へ同意し、表示される認証番号を用いて個人認証を行います。
続いてアカウント情報の設定に進みます。アカウント名、業種、所在国・地域など、必要な事項はWeb版と共通です。
入力の完了後、確認画面から「アカウントを作成」のボタンを選択すると、LINE公式アカウントが作成されます。
スマートフォンから作成したLINE公式アカウントでも、認証済アカウントになるための審査を受けることができます。ただし、申請はアプリではなくWeb版の管理画面から以下の手順で進みましょう。
STEP1:LINE Official Account Managerの管理画面を開く
STEP2:「設定」→「アカウント」→「未認証」と進む
STEP3:「アカウント認証をリクエスト」より必要事項を入力する
LINE公式アカウントは、以下のような一部の業種やサービスでは利用できませんので注意しましょう。
出典:「LINE公式アカウントガイドライン」を参考に作成
記載は一例です。作成前には、最新のガイドラインや利用規約を確認しておくことが大事です。
LINE公式アカウントを自社のマーケティングに活用するメリットもご紹介します。
LINEは国内の月間アクティブユーザー数が9,700万人にもおよぶ最大手SNSです。日本人口の約70%以上が利用しており、世代や性別、属性を問わず、幅広いユーザーにアプローチできます。
ご紹介した通り、LINE公式アカウントは作成が簡単な点も長所です。未認証アカウントであれば審査も不要で、その場で作成が完了します。利用料金が無料のプランもあり、手軽にLINEマーケティングを試すことができます。
LINE公式アカウントを通じたメッセージは、開封率が高いことでも知られています。公式の調査によれば、メッセージが届くとすぐに見る方が約2割、当日中に開封するユーザーの割合は約80%にもおよぶとされています。
ビジネス向けのサービスであるLINE公式アカウントには、アプローチできる顧客層(フォローや友だち)を拡大しやすい機能も揃っています。
おしゃれなショップカードでブランドの世界観を共有したり、LINE VOOMのショート動画でいわゆるバズりを狙ったりと、認知の拡大を目指せます。
顧客へのアプローチ以外の機能まで持たせられる点も、LINE公式アカウントの長所です。店舗の来店予約を受け付けたり、限定割引クーポンを配布したり、音声・ビデオ通話によるお問い合わせ窓口を用意したりと、多様な施策をLINEアプリ内で完結できます。
LINE運用のハードルを下げるためには、Brazeの導入もぜひご検討ください。
マーケター支援ツールの「Braze」では、LINE公式アカウントを通じたコミュニケーションをBrazeの画面内から一元的に管理ができます。
上記のようなマーケターの広汎な業務をまとめて管理し、マーケティングにおけるハブとしてご活用いただけます。
また、Brazeを導入した場合、所有しているLINE以外の顧客への連絡手段まで一緒に管理できる点も特徴です。LINE公式アカウントと組み合わせ、クロスチャネルなアプローチを実現できます。
LINEマーケティングに関するご相談やBrazeへのお問い合わせは以下のリンクよりお進みください。
LINE公式アカウントはビジネス向けのLINEサービスであり、Webまたはアプリを通じてアカウントの作成ができます。無料プランも用意されており、審査の通過後にはさらなる機能拡張も受けられます。
この記事を参考に、ぜひLINE公式アカウントの作成にトライしてみてください。
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