公開 2025年3月10日/更新 2025年3月10日/7 分で確認
2025年3月4日、Braze主催のパートナー向けイベント「Braze パートナーサミット 2025」を東京ミッドタウンホールで開催しました。
昨年の2倍となる200名を超える申込をいただき、多数のパートナー企業の代表者、担当者が参加し、新年度の戦略発表、グローバルエコシステムの最新トレンド、パネルディスカッション、Torchie Awards 授与式などを実施、最後のネットワーキングでは、パートナー間で活発な交流もあり、盛会のうちに終了しました。
冒頭にBraze株式会社 代表取締役社長 水谷より「お客様を成功に導くには、長年定着していた手法に対する見直しや組織間の壁、技術的な負債をどのように解消すべきか?といった潜在的な課題が依然として多くある」と述べ、それらを解消するための日本市場における重点戦略を発表しました。
今年で5年目を迎えたBrazeのビジネスは日本市場での旺盛な需要にも支えられ、高い成長率を示し、日本のBraze利用企業が届ける顧客体験人数は月間2.7億人(MAU)を超えるまでに成長しています。
「特にこの1年、ファーストパーティデータを活用した顧客起点のエンゲージメントの胎動が始まっていると感じている」と述べ、モバイル中心のカスタマーエンゲージメントプラットフォームとして、社会インフラ化を目指していくと語りました。日本での顧客数は100を超え、今後パートナー企業との連携と協業がより重要になると強調しました。
Braze株式会社 代表取締役社長 水谷 篤尚
続いて、Braze Inc, グローバルパートナーシップ責任者のJohn Ashtonが、グローバル視点でのエコシステムのトレンドや日本市場における期待について「エコシステムで提供されるテクノロジーやサービスが持つ能力を最大限に活用することで、顧客と消費者の期待に応えることが可能である」と述べました。
また、業種別アプローチについてもグローバルで展開しているパートナーとのコラボレーション機会について、連携と協業事例を紹介、日本での今後のパートナーシップのさらなる可能性を示しました。
Braze Inc, VP, Partnership John Ashton
アライアンス マネージャー 北川からは、国内ビジネスのハイライトを紹介するとともに、パートナー経由でのビジネス創出や、認定資格の日本語化による資格取得保持者の増加について語りました。
また「多くの日本企業は試行錯誤の段階である」と述べ、Brazeのビジネス全体の戦略とエコシステム戦略の位置付け、パートナーシップの拡大に向けた取り組みを紹介し、国内市場のカスタマーエンゲージメント最前線を広げていくためにエコシステムのさらなる拡充に対する想いを語りました。今後はプロジェクトフェーズにおけるBrazeによる専用後方支援サービスの提供も予定されています。
Braze株式会社 アライアンス マネージャー 北川 祥三
プロダクト戦略は日本市場製品責任者の新田より、継続的な製品開発への投資と2024年に133の新機能および機能強化があったことを振り返りました。
これまでBraze のAI機能は大きく二つあり、一つ目は統計学的手法を用いた購買予測、チャーン予測、配信チャネルやタイミングの最適化、そして二つ目は生成AI を用いたキャッチコピーや画像の自動生成でした。これらをさらに機能強化し、さらに最適化と自動化を進化させたものが ”Project Catalyst”だと語り、顧客体験を圧倒的なスケールでパーソナライズも同時に進化させると語りました。
また、日本市場に合わせたエコシステムの構築と進化に向けパートナー企業がより価値を提供できるような新機能や技術的進化について紹介しました。
Braze株式会社 日本市場製品責任者 新田 達也
後半は「Brazeエコシステムによるトランスフォーメーションの取り組み」と題して、リードソリューションコンサルタント 廣川がモデレーターを務め、株式会社Breathe 代表取締役社長 吉岡 裕文 氏をゲストにお迎えして対談を行いました。
吉岡氏より協業のきっかけや、Brazeの可能性として3つのポイントを挙げられました。
1つ目はマーケッターがエンジニアや外部リソースに頼ることなくセルフ・サービス型業務を遂行できるデータ構造であること、2つ目はリアルタイムでデータ収集・シナリオが実行できること、3つ目はリアルタイム性を追求したDatabricks等との組み合わせによる機械学習(AI)を活用したシナリオの実装です。
さらにこれまでのMAプロジェクトでの課題や導入プロジェクトの課題や解決策の具体例が紹介され、示唆に富む内容でセッションが終了しました。
株式会社Breathe 代表取締役社長 吉岡 裕文氏/Braze株式会社 ソリューション コンサルティング部 リードソリューションコンサルタント 廣川 侑
第1部の最後に「Braze Torchie Awards 2025」の授賞式を執り行い、昨年度のBrazeのビジネスに貢献いただいた7部門8社の受賞企業を発表しました。貢献いただいたパートナーの皆さまに、感謝申し上げます。
”Braze、パートナーサミットにて「Braze Torchie Awards 2025」受賞企業を発表”のリリースはこちら
Sales of the Year (ビジネス貢献と共創活動での大きな成果)
・受賞パートナー:株式会社サイバーエージェント
Academy Growth of the Year(スキルと体制の強化)
・受賞パートナー:株式会社電通デジタル
Operation of the year(Brazeの導入・活用の支援促進)
・受賞パートナー:株式会社ディレクタス
Rising Star of the Year(協業活動の早期立ち上げ)
・受賞パートナー:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Rising Star of the Year(協業活動の早期立ち上げ)
・受賞パートナー:トランスコスモス株式会社
Transformation Partner of the Year(トランスフォーメーションの推進)
・受賞パートナー:株式会社Breathe
Technology Partner of the Year(マーケティングおよび、共同販売活動の推進)・受賞パートナー:データブリックス・ジャパン株式会社
Solution Partner of the Year(ソリューション協業におけるリーダーシップの推進)
・受賞パートナー:株式会社 博報堂
「Braze Partner Summit 2025」は、日本市場の戦略を明確に示し、パートナー企業とのさらなる協力体制を強化する場となりました。参加者からは、「最新の市場トレンドを学ぶ貴重な機会となった」「ネットワーキングを通じて新たなビジネスの可能性を感じた」といった声が寄せられ、パートナー企業間の情報交換の場として大いに盛り上がりました。
Brazeは今後もパートナーの皆様との関係を強化し、より強固なエコシステムを築き、顧客エンゲージメントの普及と深化を通じて、日本企業の競争優位性確保に貢献していきます。
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